その他の予防接種
注記
- BCGは個別接種[無料]、それ以外は任意接種[有料]です。本人または保護者の希望により受ける事ができます。
- 肺炎球菌ワクチンは、保険の適応になる場合もあります。
- 接種を行っている施設は、こちらから検索できます。>>>>>>医療情報ネットふくい
- 接種に関する料金や詳細は、各医療機関にお問い合わせください。
April 1.2010
BCG(結核ワクチン)
項目 |
対象者 |
接種方法 |
費用 |
結核(BCG)ワクチン |
生後6ヶ月未満 |
皮内接種:1回のみ |
鯖江市の対象者:無料 |
ヒブ(Hib)ワクチン
- 1.ヒブ菌による乳幼児の細菌性髄膜炎(*1)を予防するためのワクチンです。
- 2.開始時期(月齢)によってスケジュールが異なります。
- 3.Hib(1482株)より抽出した莢膜多糖体を抗原を、破傷風トキソイドに結合させた不活化ワクチンです。
- 4.他のワクチン(三種混合ワクチン・肺炎球菌ワクチン)と併施する場合には、医師とご相談下さい。
*1:細菌性髄膜炎(化膿性髄膜炎)は時に致死的で、命が助かっても重い後遺症を遺す事がある病気です。
しかもその初期診断は難しく、見た目は「かぜ」に似ているため、診断のためには「髄液検査」でないと確定できない事があります。
最近は抗生物質が効きにくい細菌(耐性菌)が増えているため、治療に難渋するものもあり、予防接種がより有効とされる感染症です。
乳幼児の細菌性髄膜炎の原因菌は、ヒブ菌と肺炎球菌、新生児ではB群溶連菌(GBS)と大腸菌が多く、この4種類の菌が8割を占めています。
項目 |
対象者 |
接種方法 |
費用 |
アクトヒブ サノフィ・バスツール社 |
(a)生後2ヶ月以上7ヶ月未満 (b)7ヶ月以上12ヶ月未満 (c)1歳以上5歳未満 |
(a)初回:3回+追加:1回 (b)初回:2回+追加:1回 (c)1回のみ< |
鯖江市の対象者 市の補助により無料 |
肺炎球菌ワクチン(小児用)
- 1.肺炎球菌の90種類以上の内、小児に重大な感染症を引き起こす7種類の肺炎球菌ワクチンが入っています。
- 2.乳幼児期~小児期に、この7種類(7価)が肺炎球菌による重症感染症(髄膜炎・敗血症・潜在性菌血症・中耳炎など)の80%を引き起こすとされています。
- 3.肺炎球菌による重症感染症である細菌性髄膜炎と潜在性菌血症の発症を確実に予防します。
- 4.不活化ワクチンなので、接種回数が多いほど免疫力が強くなります。
- 5.他のワクチン(三種混合ワクチン・肺炎球菌ワクチン)と併施する場合には、医師とご相談下さい。
項目 |
対象者 |
接種方法 |
費用 |
プレベナー (小児用肺炎球菌ワクチン) ファイザー社 |
(a)生後2ヶ月以上7ヶ月未満 (b)7ヶ月以上12ヶ月未満 (c)1歳以上2歳未満 (d)12歳以上5歳未満 |
(a)初回:3回+追加:1回 (b)初回:2回+追加:1回 (c)2回 (c)1回のみ |
鯖江市の対象者 市の補助により無料 |
子宮頸がん予防ワクチン
- 1.子宮頸がんの原因とされるHPV(ヒトパピローマウイルス)の16型と18型の感染を予防するものです。
- 2.子宮頚がんは若い女性で発症率の高い女性特有のがんで、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV 16型, HPV 18型)の感染が主な原因です。
- 3.感染経路は性的接触であり、セクシャル・デビュー(初交)前にワクチンを接種することが肝要です。
- 4.ワクチンは必ず3回接種しないと充分な効果が得られません。
- 5.このワクチンにはアジュバントと呼ばれる免疫増強剤が含まれています。
- 6.予防効果や長期の副作用に関してはまだ未知数な部分があります。
項目 |
対象者 |
接種方法 |
費用 |
サーバリックス 英・グラクソ・スミスクライン社 |
鯖江市の対象者:中学校1年生~紅絳年生 添付文書上:10歳以上の女性 |
筋肉内注射:3回 初回:0ヶ月 2回目:1ヶ月後 3回目:6ヶ月後(初回の) |
鯖江市の対象者 市の補助により無料 [自費の場合1回 15,000円程] |
おたふくかぜワクチン
水痘ワクチン
肺炎球菌ワクチン(大人用)
B型肝炎ワクチン
- 1.任意接種ワクチンです。
- 2.B型肝炎の予防
- 3.B型肝炎ウイルス母子感染の予防(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)
- 4.HBs抗原陽性でかつHBe抗原陽性の血液による汚染事故後のB型肝炎発症予防(抗HBs人免疫グロブリンとの併用)
項目 |
対象者 |
接種方法 |
費用 |
ビームゲン 組換え沈降B型肝炎ワクチン |
1. 医療関係者など 2. ご家族・又はご自身が B型肝炎ウィルス陽性の方は、 専門医にご相談下さい。 |
筋肉内注射 (3回~4回) |
自己負担[参考:1回4000~5000円程] 保健適応になる場合もあります。
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海外に出かけるときの予防接種
- 自分の身を守るためと、外国の病気を日本国内に持ち込まないための推奨事項です。
- 世界には数多くの種類の感染症があります。出国前に、日本で出来る予防接種をきちんと受けていれば、外国にいってもまず大丈夫でしょう。
- 過去に予防接種を行った事があっても、種類によって免疫の持続期間に限りがあり注意が必要です。
- 日本で受けられない未認可のワクチンについては、渡航先の流行状況を考慮して現地の病院で接種しましょう。
- 海外の感染症情報や予防接種情報は、厚生労働省検疫所を参考にして下さい。
- 一般に、欧米など先進国を1ヶ月以内で旅行するような場合は、ワクチンは必要ありません。しかし、現地に長期滞在したり、短期間でも衛生状態の悪いところやジャングルなどに踏み込む事がある場合は、ワクチン接種の必要性があります。
- 渡航先の各国大使館、全国の検疫所、下記のホームページなどで情報を確認しましょう。
- 予防接種のためには、少なくとも海外渡航前に1ヶ月の準備期間が必要です。あらかじめスケジュールを作り、日本で予防接種を受けることをお勧めします。
参考になるホームページ
国内で接種可能なワクチン
- 狂犬病、A・B型肝炎、破傷風、日本脳炎、ポリオ、BCG(結核)、はしか、風しん、ジフテリア、
百日咳、おたふくかぜ、水痘、コレラ、A・B型インフルエンザ、肺炎球菌、ワイル病、ペストなど